港湾構造物の設計
岸壁や防波堤などの港湾構造物の設計を行っています。設計をご依頼いただく場合、「①協力会社として対応」、「②コンサルとして対応」、「③コンサル&協力会社として対応」、以下3つの方法があります(図参照)。
■設計レベル :主に概略・基本設計(細部・実施設計も対応可能)
■対象構造物 :岸壁・桟橋・防波堤・護岸(その他構造物は要相談)
■対象構造形式:重力式・矢板式・杭式(その他構造形式は要相談)
■設計内容 :設計条件設定~図面数量まで一連の設計に対応可能
※下記項目については、部分的な対応も可能
・土質資料整理解析
・照査用震度算定
・地震応答液状化の判定
・安定性の照査
・地震応答解析(FLIP)
・図面作成・数量計算
・配筋計算
単なる協力会社ではなくコンサルと対等の立場で対応が可能であること、場合によっては発注者との打合せ・現地調査に同行できること、が当社の強みです。港湾構造物の設計では、より良い構造物を作るために、発注者様と同じ目線に立って積極的に提案させていただきます。
また、上記の業務対応に限らず、研究開発についても協力いたします。その場合、指示通りに作業をこなすのではなく、ご担当者と協力して研究開発を進めることを基本とします。
ツール開発
■事業内容
構造設計や事業計画策定では、市販の解析・分析ツールを使用することが一般的です。しかし、全業務に対応可能な完璧なツールは存在しません。特殊な条件下では、その業務の特性に応じた解析・分析が必要となります。
当社では、お客様の要望に沿った構造計算用の解析ツール、事業計画策定用のシミュレーションツール等を開発しています。また、業務に使用するツールだけでなく、事務作業の効率化を図るためのツール開発も可能です。
作成可能なツールの詳細については、お問い合わせください。
■対応言語:VBA、R、Fortran
技術アドバイザー
■事業内容
若手技術者を対象に、学生の頃に学ぶ工学の基礎的な内容の講義を行っています。講義と言いつつ、実際には「一緒に勉強しましょう!」ということが目的です。
多くの構造物は、国や地方自治体などが定めた技術基準に従うことで設計ができてしまいます。しかし、当然ながら業務ごとに前提となる設計条件が異なるため、全条件に対応できる万能な基準はありません。条件の違いを無視して、単純に技術基準に従うことは合理的な設計とは言えず、安全性の観点からも危険な行為です。技術基準を正しく解釈するために欠かせないのが、学生の頃に学ぶ基礎知識です。
■対象科目:構造力学、地盤工学、コンクリート構造学